12月の活動(2014)
利用者の動向
12月1日現在の在籍者数は5名で、そのうち1名が私的契約者です。
今年度、初めての入居者がありました。1日に入居した利用者1名で、他に体験入居者が1名いました。この利用者は12月21日に正式に入居しています。来年度の暫定定員を心配していました、何とかしのげそうです。
人数が少なく、静かだったみずきの家はやっとにぎやかさを取り戻しました。話に花が咲き、食事中の笑声が復活してきました。静かに、行儀よくがマナーでしょうが、そんなことにかまってはいられません。話したいことはたくさんあるのでしょうから、どうぞご自由に…
みずきの活動
12月21日(日)クリスマス会を行いました。参加者は16名で内訳は元利用者2名、利用者4名、お客様5名、スタッフ5名でした。今年はケーキや料理を手作りにしました。チョコレートケーキとチーズケーキは琴美さんが作り、料理は薫さんが作りました。特に大根おろしで作成したオラフ(アナと雪の女王に出てくる雪だるま)は見事な出来栄えでした。
恒例のビンゴ大会、プレゼント交換の後、スタッフの長谷川さんが絵本の朗読、そしてボランティアの深谷さんは歌を披露してくれました。楽しいひと時を過ごせたことに感謝いたします。みなさんありがとうございました。
8月の活動
利用者の動向
8月1日現在の在籍者数は4名で、そのうち2名が私的契約者です。二人とも二十歳を超えていますが、具体的な支援が必要なので、本人の希望に沿った支援を続けています。
今年度になってから、入居相談は1件しかありません。このままいくと、来年度は暫定定員になってしまうのではないかと心配しています。なぜなのか分かりませんが、女子のホームは同じように悩んでいるところがあるので、みずきの家の事情だけではないようです。
それにしても、少ない利用者で寂しい限りです。少ないときにこそ個別の対応を思いがちですが、、職員と利用者の関係が近くなりすぎて難しい事態を招きやすい状況が生まれるので、注意が必要です。
みずきの活動
8月3日、南足柄氏の金太郎まつりがありました。職員と利用者で夕涼みがてら会場へ足を運びました。歩いて15分程度のところにある富士フィルムのグランドが会場です。それなりの広さがありますが、浴衣姿や祭りのはっぴに身を包んだ人でごった返した会場内は、熱気に満ちていました。神輿やねぶたの山車を見送り、会場内の露店で焼きそばやたこ焼き、かき氷などを食べて、家路につきました。
12月の活動(2013)
利用者の動向
12月1日現在の利用者は5名になりました。そのうち1名は私的契約の利用者で、LAPを使いながら自立生活を目指してきましたが、12月下旬にアパートへ移行する予定です。入れ替わりで私的契約の利用者が1名入居することになりましたので、在籍者数に変動はない予定です。
それぞれの利用者は仕事に精を出して、毎日朝早くから「みずき」を出ていきます。その様子を見送っていますが、眠そうな顔や不機嫌そうな顔をしていても、ボソッと「行ってきます」と言って歩いていく姿には、いつも感心しています。同じことの繰り返しが、生活することなのだと体験からわかっていけるように、支援したいと思います。
みずきの活動
12月8日(日)ボランティアで夕食作りをしてくださっている佐々木さんのみかん山で、みかん狩りをさせていただきました。職員利用者はもちろん、ほかのボランティアさんにも声をかけて、10名が参加をしました。ミカンにもいろいろ種類があるそうで、佐々木さんのみかん山のミカンは、もう市場に出回っていない古い種類でした。少し酸味はありますが、甘さも十分で味の濃いおいしいミカンでした。昼食は豚汁とおにぎり、持ち寄ったおかずでしたが、遠く相模湾を望む景色を見ながら頂く食事の美味しさったらありません…ケース5個分の大量のミカンを頂き、満足で帰ってきました。
12月21日(土)に「みずきの家」のクリスマス会を行いました。毎年恒例のプレゼント交換をしながら、ゲームを楽しみ、おいしい食事に舌鼓を打ちました。利用者の仕事の関係で全員参加にはなりませんでしたが、楽しい時間を過ごしました。
11月の活動
利用者の動向
11月1日現在の在籍者数は4名で、下旬に入居予定者が1名います。ですから12月の在籍は5名になりますが、既にアパート生活に移行する準備を始めた利用者が2名いますので、すぐに数は少なくなってしまいそうです。今年は入居者・退去者が頻繁で、なんとなく生活が落ち着かない印象があります。一定の集団で半年でも生活できるとホームの雰囲気が醸成されるのでしょうが、出入りが続いている状況ではなかなか難しいようです。一人一人の利用者は仕事に生活に精を出しているのですが、いまひとつ集団になりきれないのは、利用者の持つ個性かも知れません。
みずきの活動
11月6・7日、職員2名が県外視察にでかけました。昨年度から始めた職員研修の一環で、他県にある自立援助ホームにお邪魔して教えを請うのが目的です。今年は、静岡県にあるデンマーク牧場の「こどもの家」と、岐阜県の「Ohanaの家」に伺いました。どちらの自立援助ホームも特徴的で、職員は圧倒されたようでした。それぞれの特徴ある支援は、とてもまねのできる内容ではありませんがよい刺激を受けて、モチベーションが上がったようでした。快く受け入れてくださいました2つのホームの皆様に、感謝申しあげます。
もうひとつの話題は、就業規則検討委員会のことです。NPO法人で、これまで就業規則なるものがありませんでした。働く者にとっては大事な決まりですから、早く作成しようと今年度になって本格的に取り組んでいます。様々な検討課題があり、委員の方たちは苦労してきましたが、今年度中には何とか決まりそうです。利用者には直接かかわりはありませんが、職員の労働環境を保障することは間接的に利用者にプラスをもたらすに違いありません。
9月の活動
利用者の動向
8月下旬に一人が入居して、9月1日付の在籍者数は、4名になりました。それぞれが仕事に忙しい日々を過ごしていますが、まだ始めたばかりの仕事ですから慣れるまでが大変です。仕事の内容が考えていた以上に大変と感じている利用者もいれば、職場の人との関係で悩み始めた利用者もいます。これは誰もが通る道ですが、初めて通るときはわたしたちが考える以上に大変なのです。私たちの経験談を話したり、世間のありさまを説いてみますが、あまり有効ではありません。ただ、話を聞いて利用者の気持ちの理解に努めることこそが一番の方法かもしれません。「みんな悩んで大人になった」のですから。
みずきの活動
みずきの家最大の行事である「第三回ガレージセール」が、9月28日(土)に実施され、天気にも恵まれ大勢の人に参加していただきました。
今回の内容は次の通りでしたので、ご報告いたします。
①出 店:バザー・キノコそば・みそ田楽・野菜、果物販売・喫茶コーナー
たけのこ学園(パン工房ハッピー)
②スタッフ:ボランティア18名(石川さん・岩崎さん・川上さん・大沢さん・
瀬戸さん・武重さん・河崎さん・深谷さん・長谷川さん・
佐々木さん・小原さん・宮政さん・國松さん・阿部さん・高橋さん)
職員:5名(ホーム長・青柳・阿部・加藤・長谷川)計23名
③販売物品提供:相模肥糧様(米2㎏×15袋)・リンクライン様(石鹸)
小島様(福島二本松農園より、リンゴ、ナシ、ブドウ、なす、
桃ジュース、漬物、その他多数)
④収 益:当日の販売収益、募金等を合わせて、
合計 約25万円になりました。
ここに記載できませんでしたが、その他にも多くの方のご協力がありましたことをご報告いたします。
皆様、本当にありがとうございました。
8月の活動
利用者の動向
暑く厳しい夏の間、利用者は仕事に精を出しました。5月下旬に入居した利用者は、週1回休みがあるかどうかの勤務を自らに課して、連日仕事に出かけていきました。働くことは大切ですが、あまりにハードな出勤では体のことが心配になります。それでも病気もせずにこの夏を乗り切りそうです。
もう一人の利用者は8月19日から働きだしました。仕事は左官業。本人の希望で応募したら使ってくれることになりました。暑い中、筋肉痛に悲鳴を上げながら通っています。どこまで続けられるのかわかりませんが、わたしたちは静かに応援するだけです。
8月の利用者数は3名です。今月下旬に1名が入居し、9月にも入居が予定されています。やっと集団としての体裁が整ってきます。どんなみずきになるのか、楽しみながらその時を待ちましょう。
みずきの活動
8月は目立った活動はありません。周辺では花火大会や夏祭りが催されていますが、何せ利用利者が仕事に精を出しているので、夏を楽しむどころではありません。日々の身体ケアに注意を払い、なるべく疲れを取るお手伝いに専念していました。
それでも、9月下旬に予定された第三回のガレージセールの準備を始めています。今年は会場が借りられず、準備が大変ですが、ボランティアの皆さんのお手伝いで乗り切りたいと思います。よろしくお願いします。
7月の活動
利用者の動向
7月の利用者数は3名です。今月、もう1名が入居し、8月にも入居が予定されています。1年以上の利用者がアパート生活に移行したので、新たなみずきの雰囲気が作られるでしょうが、どのようになるか楽しみですが。
6月同様、今月も元利用者の支援が多かったように思います。病気で寝込んだ利用者の看病や病院の付き添い、仕事の不調の悩み相談や会社を辞める手続きを一緒に行うなど、様々ありました。それぞれの利用者の生き方、傾向があるので外からコントロールしようとしてもうまくいきません。悩みを聞き、どうしたいのか確認しながら、共にに動くことしか方法はないようです。
みずきの活動
14日(日)に狩川渓谷でバーベキューを行いました。年に一度のボランティアさんとの交流会です。利用者の参加が少なく、来てくださるボランティアさんには申し訳ないのですが、それでも楽しい時間を過ごしました。毎年マス釣りをするのですが、今年はいつになく多くの方が竿を握りました。魚の食いが悪くあまり釣れずに残念でしたが、それなりに楽しめたようです。バーベキューですが、食肉卸の会社に勤める元利用者からの牛肉の提供があったので、十分満足できる内容と量でした。(ありがとう!!)
来年も今年以上に楽しめる企画をしたいと思います。
6月の活動
利用者の動向
6月初旬、約2年半近くみずきの家で暮らした利用者がアパートに移り、一人生活を始めました。そして、本人のたっての希望でアパート生活を始めると同時期に車を所有することになりました。ローンを払えばギリギリの生活ですが、「わたしは・・・したい」と云う強い意向を私たちはバックアップしました。それから1カ月、本人は毎日の通勤に自動車を使う他に、友人を誘ってドライブしたり、お互いの家に泊まりに行ったりしています。
彼女はもともと外に出るのが億劫な人で、みずきの家で生活しているときは一人で出かけることはありませんでした。アパート生活を始めたらどうなることかと心配していましたが、杞憂に終わりました。それどころか、周りに住む元利用者との節度ある付き合いへと広がったことは何よりで、お互いを支え合う仲間になれればと期待しています。
みずきの活動
みずきの家で長く生活していた利用者が次々にアパート生活に移行して、今月はとうとう一人になってしまいました。5月下旬に入居した利用者は、片道1時間半以上をかけて通勤していますが、6月下旬にやっと近場に仕事を見つけて、張り切って通いだしました。一気に頑張らずに、ゆるゆると進んでくれていいのですが、本人はなぜか燃えています。そういうときは余計なことを云わずに、黙って様子を見ています。1カ月後、2カ月後にどのようになっているのか楽しみです。
6月は元利用者の支援に忙しい月でした。病気で寝込んだり、会社に行くのが嫌になったりで、電話があるとできることをお手伝いしてきました。これから難しい局面を迎える課題もあって簡単にはいきませんが、あわてず急がすの支援をしていきます。
5月の活動
利用者の動向
連休明けに、約1年間『みずきの家』で生活した利用者が、アパート生活を始めました。時々仕事を休むことはありましたが継続して勤めることができ、貯金もそれなりに貯まりました。彼女は初めての一人生活に憧れていましたので、転居の際はとても嬉しそうでした。別れだからもう少し悲しい顔はできない?そんな思いはこちらの勝手な感傷ですね。一人生活の自由さを堪能して、淋しくなったら『みずきの家』を思い出せばいいのです。
翌日、「テレビを一晩つけっぱなしにしたけど、電気代はいくらかかるかな?」などなど、心配なことだらけの一人生活に変わった様子でした。
みずきの活動
今年度から、第三者評価が始まります。社会的養護関係施設の運営や児童への支援に関して、第三者評価委機関による評価が行われます。自己評価、調査委員による現場での評価、利用者の声やアンケートを通した評価等、様々な面から施設の現状を分析して、より良い施設環境を整備するのがその役割です。
自立援助ホームはまだ義務化されていませんが、『みずきの家』は今年度から取り組むことにしました。自己評価を行ってみると、要求されている内容は多岐にわたり、そのレベルは高いものでした。もっと工夫が必要であることを痛感した次第です。短期間に高いレベルに行くことは困難でも、目指すところが明確になればやり様もあります。一歩一歩の過程を大事に取り組みましょう。
4月の活動
みずきの活動
新年度を迎えました。職員が1名増えて、新しい体制で「みずきの家」を運営されることになります。職員が増えた分、利用者の支援がより厚くなるように努力・工夫がされないといけません。また、運営面の改善を図ることも大事です。手をつけなければならないことはたくさんありますが、慌てず急がず、でも確実に丁寧に、を心掛けていきましょう。
今年度の大事な取り組みとして、「第三者評価」の受審があります。第三者評価とは、評価機関による施設の評価です。施設が社会的な役割を果たしているかどうか、果たすためのシステムを持っているかどうか、対象者の福祉向上が図られているかどうか等、多くの項目について調査・評価して、その施設の現状を明らかにする取り組みです。社会的養護分野では自立援助ホームはまだ義務化されていませんが、早晩評価を受けることになるのは間違いありません。「みずきの家」は今年度から取り組むことにしました。
4月中に評価機関の選定に入り、現在、3つの評価機関から見積もりを取る作業をしています。お互いに初めての作業ですから手探り状態ですが、自らを省みる機会として、利用者の支援向上が図れるように、評価の利用を考えたいと思います。
2月の活動
地域交流室にて
27日講師の原田(山岸)先生を迎えて『タピボン講習会』が行われ8名が参加されました。『タピボン』とは鮮やかな毛糸などを用いて刺繍をする手芸のことで、クッションや敷物、壁掛けなどいろいろな作品が作れます。今回は初回とあって小さなコースターを作りました。最初に15分程度説明を受け、下絵を描いてそのあとはズーッと刺し続けました。仕上げにアイロンをかけて、そのまま額に入れたり、縁の始末をしたり…
とても好評でしたので、定期的(1回/月)に行う予定にしています。
次回は3月12日(火)13:30~16:00 参加費500円(材料費のみ)です。
ぜひ、ご参加ください。
連絡先:TEL0465-34-4464 タピボン手芸研究所 原田(山岸)万里子
1月の活動
利用者の活動
利用者5名の中の一人が、約3週間入院しました。持病があって体調管理をしてきましたが、十分にコントロールできなくて悪化してしまったのです。週4日、職員は病院に通って様々なお手伝いをしました。本人の頑張りもあって予定通りの退院にこぎつけました。健康には十分配慮し、再び悪化しないように取り組みたいと思います。
その他の利用者はインフルエンザにもかからず、仕事に精を出しました。
みずきの活動
新しい年を迎えて、利用者それぞれの支援や年度末の整理を始めようとした矢先、職員1名がダウンして約1カ月間寝込んでしまいました。小さな集団ですから、一人かけることはそれなりの痛手です。復帰した今、仕事の処理に大慌てで取り組んでいます。利用者の皆さん、心配をかけてごめんなさい…!
これから頑張って積み残した仕事に取り掛かります。
11月の活動
みずきの活動
11月24日(土)にガレージセールを行いました。朝から小雨が降る日になりどうなることかと心配しましたが、セール開始のころには青空がのぞいてきました。そのうちに太陽が顔を出して幾分温かくなりました。天候に恵まれた一日でした。
今回はボランティアの方々の協力を得て地域のお店などにチラシを配布しました。その甲斐あってか、開始時間にはお客様が集まりだしてセールの会場のスタッフはてんてこ舞い。11時30分ころまでは人が途切れることはありませんでした。
お昼の時間にいったん途絶えたお客様も、1時過ぎには再び集まりだして、2時半まで販売を続けて無事閉店いたしました。
物品は、多くの方のご協力で昨年以上にたくさん集まりました。陶器類や、タオル、シーツ、時計、額、キャラクター小物などの日曜雑貨、手作りの袋やタワシでした。野菜、お米、うどん、そばの販売は、昨年同様、完売でした。
皆様のご協力に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
9月の活動
利用者の活動
長い時間をかけて自らの将来を考え続けたSさんは、「手に職をつける」という選択をして、パン工場で働き始めました。朝4時に起床。5時15分に家を出て、始発電車に乗ります。6時から午後3時までの仕事ですが、「大変だけど、楽しい」と言いながら、今懸命にパンづくりの基礎を学んでいます。
みずきの活動
利用者
が続けて退居するため、アパート探しや買い物の支援で、忙しい毎日です。それでも、利用者が貯金したお金で、自ら準備をしてみずきの家を去っていくのですから、見送る私たちにも力が入ります。
一人生活の楽しさと大変さを経験して、次のステップへ進んでいかれるように支援したいと思います。
8月の活動
利用者の活動
8月の下旬に、みずきの家で約1年間生活をした利用者がアパート生活を始めました。町を流れる大きな川のそばに見つけたアパートの3階は見晴らしがよく、遠くに富士山を望み、手前の山並みには金時山、明星ヶ岳が連なっています。本人いわく「ためたお金が減ってしまったから、また頑張ってためなければ・・・」仕事ばかりでなく、生活を楽しもう!
みずきの活動
厳しい夏に体がついていきません・・・。
でも、利用者の頑張りを見ていると自然に力が湧いてきます。
8月下旬のある日、鎌倉市更生保護女性会の方々が見学に見えました。総勢34名で、とてもみずきの家に入れる人数ではありません。近くの公民館を借りて、2グループに分けてご案内しました。参加された皆様にはお手数をおかけしましたが、自立援助ホームを知っていただけたことに感謝いたします。
みずきの家通信 『みずきの下をかよう風』
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